私が大学時代アメリカに留学していたころの話です。
サッカーサークルの練習が終わった夕方。
延々と広がる小麦畑に囲まれた芝生のフィールドの上でふと空を見上げると、
そこには一番星が。
しばらくの間みんなで夕暮れの空に薄っすらと光る星を眺めていました。
ふと横を見るとケニア人の友達が不思議そうな顔をしていました。
「みんな何を見ているの?」
「あの星だよ。」
「どこ?」
「あそこだよ。あそこ!」
「えっ?どれ?」
「あそこに1つだけ見えるじゃん!」
「意味がわからん!」
それもそのはず、そのとき彼には満天の星空が見えていたのでした。
恐るべし視力8.0。
彼が言うには、ケニア人はだいたいそのくらいの視力があるらしいです。昼間でも星が見えるらしい…信じられない。
目には見えない、でも確実に存在しているもの。
気が付かないだけで実はたくさんあるのかもしれませんね。